６回裏の猛攻で逆転した時に思ったことは『戸郷に負けが付かなくて良かった』だった。

見ての通りで、戸郷の調子は良くない。

これが改善されるか、シーズン通して悪いのかは分からないが、明らかにボールに威力がない。

肩や肘に爆弾を抱える前に、首脳陣には最善の処置をしてもらいたい。

別に、ネガティブになっているわけではないが、昨年までの異常な状況で酷使されたのは間違いないから。

悪いことは先に書いておこう。

大城はキャッチングが下手すぎる。

落ちる球をポロポロ溢している。

初回、堂林への３球目の記録は暴投だが、戸郷が気の毒になった。

何かと、残された数字で評価されるが、記録に残らないプレーというのがあって、それは結構重要である。

まあ、試合も勝ったことなので、悪い話は終了。

戸郷が打たれ失点し、三遊間を抜けるはずの岡本の打球を田中広輔のファインプレーに阻まれ、嫌な空気が流れた時に、それを止めたのが坂本の一発だった。

さらに２点を追加され、３点ビハインドで迎えた４回裏。

佐々木・門脇と倒れた後。ツーアウトから岡本の特大のホームランで２点差に詰め寄った。

６回の猛攻については、特になし。

１、２番の連続ヒットから四死球（押し出しもあり）も絡めて一気に７点をとり逆転。試合を決める。

と言うことで、坂本も岡本も打線も良かったんだけど、今日は『泉の初勝利』だな。

２年前だっけ？勝てば優勝という試合で、リードしている場面で登板し、優勝を逃す逆転のホームランを浴びてしまった泉。

俺は目にしなかったが、激しく戦犯扱いされて、姿を見せなくなった。

その泉が、巨人に来てワンイニングだが抑えて勝ち投手になった。

ヒーローインタビューを見て『完全にジャイアンツの一員』になったなと思えた。

高橋礼と共に、元ソフバンの二人が戦力になったら、秋に聴くSeptemberも夢じゃないかもな。